稲作って
2007年度米 過剰作付33県の文字が今日の日本農業新聞の一面に踊る。
個別の農家の経営ビジョン云々より、構造的な問題である。たぶん米を今の面積で作り続ける限り、毎年米は必ず余るし、米価は下がり続けるだろうし、米農家は赤字だろう。
余剰米の備蓄に何百億円も使っているのが現状である。もうすでに余っているのに更に作るという矛盾!
ではなぜ儲かりもしない米をお百姓さんは作りつづけるの? 私はこの問いに農家特有の ”惰性”からである。と答えたい。そこに山があるから。そこに田圃があるから。
ウチも田圃が1ha弱あるが御多聞にもれずてっとりばやい現金収入の確保のため”惰性”で作っている。早くブドウ専業になりたいものである。
例えば景気が良くなって給料が倍になる。果たして消費者は今までの倍の量のご飯を食べるであろうか?おそらく食べない。加えてパンやパスタなどの消費が伸び、コメの消費は減少の一途である。
金子勝教授が吉野家の牛丼を例に挙げておんなじこと言ってた。
秋田の大潟村。日本のコメの最先進地域。ここでさえもう赤字経営が常態化しつつあると聞く。同じコメ農家として同情を禁じ得ない。
しかし地方公務員をやりながら、片手間でできてしまう米の値段が安いのもある種必然のような気もする。簡単な分、誰でもできるものは大概安い。
現状を嘆くだけでなく、より具体的な対策としては、今までは米の産地だった地域が別の農産物の産地として生まれ変わる必要があると思う。
映画で「フラガール」ってあるでしょ?潰れた炭鉱の復活を背景にしたシズちゃん主演の。あのお話はゆきづまってるすべての産業のモデルになると思う。お客が目の前にいるかいないかの差があるだけでね。 お金を稼ぐって大変だね。
旗振り役は自治体トップだったり、窓際のJA職員だったり、とある生産組合だったりなんでもいい。現場の農家に窮地打開の策がないならば。なんなら民間の知恵を借りてでも耕作放棄地を出さずかつ、ある程度の価格で販売できる品目の産地化を目指せ!
ビシネスの最前線にいるんだって自覚を持つことが先決である。
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